百日咳
『百日咳』は、これまで乳児期から幼児期を中心とした小児で流行する疾患とされてきましたが、20才以上の患者発生の割合が年々増加していると報告があり ます。百日咳は、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とし、百日咳菌の感染を原因とする急性の呼吸器感染症です。成人の発生例は咳が長期にわたっ て持続するものの、乳幼児にみられるような重篤な痙咳発作性の咳嗽を示すことは稀であり、症状が典型的ではないために診断が見逃されやすく、感染源となっ て周囲へ感染を拡大してしまうことも多々あるようです。治療は、症状を抑えるための対症療法が中心に行なわれます。治療の効果には個人差がありますが、早 めの治療が必要であり、安静、水分補給につとめることが大事になります。患者さんとその家族の方、濃厚に患者さんと接触した方については、予防的に抗生物 質を服用することもありますので主治医にご相談ください。発症初期の段階では診断が難しいこともありますので、咳が長く続く場合、高熱、咳が止まらず息が しにくい状況やチアノーゼ(指先、口唇が紫色)が出現するときは必ず近医にご相談ください。咳やくしゃみをするときはティッシュやハンカチ、マスクなど で口と鼻をふさぎ、他の人に直接、鼻水やつばがかからないようにする『咳エチケット』が最も大事なようです。
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋