高齢者の脱水は要注意
『高齢者は特に脱水症状に注意が必要』とよくいわれます。元々、高齢者は体内の総水分量が少ないこと、腎機能の低下、各調整機能の低下、『のどが渇く』といった自覚症状が乏しいなどの理由から高齢者の体は脱水を起こしやすく、かつ脱水に気づきにくいといえます。発熱、下痢、嘔吐で誘発される脱水ですが、乾燥しやすい冬でも脱水の可能性は十分起こり得ますので日頃からの注意が大切です。脱水の症状には口唇、舌の乾燥、微熱が続いたり急に会話ができなくなったり、排尿回数が減少するなどがあります。元々皮膚の乾燥しがちな方でも脇の下は湿り気があるといわれます。
脇の下に手を入れて乾燥している様だったら脱水が疑われます。
人は不感蒸泄といって、じっとしていても呼吸や皮膚から1日に約1,000ml(大人)の水分を失っています。健康の維持には1日に1,000mlから1,500ml程度の水分補給が必要ですが、補給する水分を選ぶことも大切です。体内の水分は塩分(電解質)を含んでいますので、ただの水では薄まってしまう可能性があります。脱水を改善するには脱水の原因を取り除き、失われた体内の水に近い飲料を補給することが望まれます。理想的には点滴に近い水分がよいとされますのでかかりつけの医師にご相談くださいね。脱水に気をつけて暑い夏を乗り切りましょう。
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋