乾燥肌に注意 その2
秋から春先にかけて多い乾燥肌(ドライスキン)の原因は、皮脂の低下によるものです。皮膚の表面がカサカサして、粉をふいたような状態(乾燥肌)をそのま ま放置すると、かゆみを生じ湿疹が発生します。悪化させないためにも早めの対処、日頃のスキンケアが重要となります。皮膚にとっての理想の湿度は、約 60%といわれています。冬は夏よりも湿度が低く、時には40%を下回ることもあります。更に室内で暖房を使用すれば湿度は20%以下まで下がりますので 注意が必要です。ちなみにかゆみは、体が温まった時に生じやすいですので過度の暖房や電気毛布の使用などは避けたいものです。 治療は、保湿剤が中心となります。保湿剤には、ワセリンやオリーブオイルなどの皮膚の表面に油膜を作ることにより水分の蒸散を抑えるものや、ヒアルロン酸 などの水分と結合して保湿するもの、天然の保湿因子やセラミドなどがあります。これらを1日2~3回ぬると効果的です。軟膏効果をあげるには、入浴直後な るべく15分以内にぬることが大切です。また、皮膚は大変デリケートですので、べとつかない程度にたっぷり手に取り、やさしくなでるように塗るとよいと思 われます。
文責中村優子
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋