2012年インフルエンザ予防接種
「かぜ」は、鼻・のど・気管などの呼吸器にさまざまな病原体が感染して起こります。一方、「インフルエンザ」はインフルエンザウイルスが原因で起こる病気で、肺炎や中耳炎などの合併症を起こし易く、伝染性が非常に強く、症状が激しく重症化しやすいなどから、予防と発生後の対応が必要であり普通のかぜとは区別すべき病気です。インフルエンザの予防接種の有効率は年によって違いますが、65歳未満の健常成人で70~90%の発症予防効果がある(厚生労働省より)との報告があり、A型インフルエンザはB型より効きがよいようです。昨シーズンから、6ヶ月児~13歳未満児について1回接種量が増量されましたので、以前の報告より有効率が上昇してくる可能性が期待されます。「毎年接種は必要ですか?」とよく尋ねられます。せっかくワクチンを接種してもインフルエンザに罹ってしまう方もいらっしゃいます。しかし、重い合併症はインフルエンザにかかった方の中から発症するわけですから、ワクチンを接種して、インフルエンザにかかる方を減らすことはとても意義のあることです。接種することで重症化を防げる可能性が高いといわれます。接種してから効果が現れるまで、通常2週間ほどかかります。また、効果が持続するのは5ヶ月間程度と言われています。通常、毎年11月下旬から12月上旬にインフルエンザのシーズンが始まり、1~3月にピークを迎えますので、予防接種は一般的に12月中旬頃までに受けたほうがよいです。
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋