認知症 その1
全国の認知症高齢者の数は、2005年ですでに205万人といわれ、85歳以上のお年寄りの3~4人に一人が認知症ということになります。認知症の初期症 状は物忘れですが、単なる物忘れではありません。物忘れは脳の神経細胞の減少です。老化に比べ脳の細胞が早く消失してしまう脳の病気が認知症です。認知症 の症状は同じことを繰り返し言ったり、聞いたり、しまい忘れや置忘れが目立つ『記憶障害』や寒くても薄着のまま外出してしまったりしてしまう『判断力の低 下』、今がいつなのか、ここはどこなのかわからなくなってしまう『見当識障害』などがあります。記憶障害の症状を持っていても、物忘れを自覚でき、日常の 生活に困難がない方もいられます。このような軽度の認知障害を持つ方も4年後の認知症への移行率は24%といわれます。認知症の原因となる病気の多くは、 アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が大半を占めます。さまざまな検査によって認知症と確定された後の治療は、認知機能の低下を遅らせる内服薬を中心 に行われます。薬は早めに飲み始めることで高い効果が期待できるとされています。 年を重ね、「物忘れがひどくなった」と感じられている方は多いのではないでしょうか。その物忘れをただの物忘れに片づけてはいらっしゃいませんか?
文責中村優子
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋