喘息治療2013年
喘息治療の今(2013年)
『喘息』は気道に慢性の炎症を起こし空気の流れが制限されるためにおこる病気です。ヒューヒューゼイゼイと笛が鳴るような呼吸音が特徴で、夜間や明け方に咳き込みをおこし、季節の変わり目、気温差の激しい時、疲れているときなど様々なことがきっかけで起こりやすいともいわれます。
喘息治療は、『健康な人と変わらない生活』ができることを目指し、治療の基本は、気管支の炎症を抑えるための吸入ステロイド薬を使用します。気道の炎症を鎮める『抗炎症薬』に、最近ではこの吸入ステロイド薬と気道を拡げる薬剤が一緒になった配合薬も使用されています。慢性の気道の炎症は症状がなくても持続しているので喘息発作がなくても治療を続ける必要はあります。しかし、症状が出てしまったときは、発作を静めることがもっとも優先されるので、狭くなった気道を速やかに広げる短時間作用性吸入β2刺激薬などの発作を抑える薬を使います。吸入薬は、簡便に使用でき副作用が少なく、直接患部に薬剤が届くなどから広く使用されます。近年の治療薬を継続することで喘息治療のゴールが見えてくるのだと思います。
かの有名なオリンピック選手もこの吸入薬を使用し、上手に喘息がコントロールできてトップアスリートとして活躍されていることが良い例です。
目次
- 病気について
- ヘルスケア
- 食事レシピ
- 新型コロナウイルス感染症を正しく恐れ、正しく予防しよう
- 日本人間ドック学会が発表した高血圧の「基準値」について
- 喘息治療2013年
- 風疹流行
- 2013年花粉飛散予測に注目です!
- 2012年インフルエンザ予防接種
- 高齢者の便秘
- 糖尿病トピックス
- 脂質異常症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
- カンピロバクター食中毒
- 慢性頭痛
- 帯状湿疹
- ロコモティブシンドローム
- 百日咳
- 自律神経失調症
- めまい
- ノロウイルスにご注意
- 便秘にご注意!
- 肺炎は予防が大事!
- 食中毒に気をつけて!
- 骨そしょう症に気をつけて!
- 認知症 その2 こんなかかわりが大切です!
- 認知症 その1
- 乾燥肌に注意 その2
- 喘息の治療 吸入療法について
- 女性の大敵、鉄欠乏性貧血
- 慢性肝炎治療の医療費助成金が始まりました。
- 『過活動膀胱』って何ですか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 慢性腎臓病に注意!!
- 熱中症その2
- 低血圧のご注意!
- セカンド・オピニオンとは?
- 不眠症にご用心!(^^)!
- 冬の感染症にご注意! その2 ロタウイルス
- 冬の感染症にご注意! その1 ノロウイルス
- アンチエイジングって何?
- 睡眠時無呼吸症候群って何?
- 冷房病に気をつけて!
- 片頭痛?
- ヘリコバクター・ピロリ菌って何?
- メタボリックシンドロームって何?
- 皮膚そう痒症?!
- 更年期障害!
- ご存知でしたか? AED!
- うつ病はこころの風邪?(治療編)
- 高血圧にご注意!!
- 『心臓病にやさしい』生活その2
- 『心臓病にやさしい』生活その1
- 熱中症の予防法
- 食中毒の予防箋
- 五月病の処方箋